AI研修の費用相場は?公表料金の実例と助成金で実質負担を下げる方法【2026年7月確認】
結論:当サイト掲載の法人向けAI研修12社のうち、公式サイトで料金を公表しているのは4社です。その公表実例では、①公開講座型が1人1日33,000〜55,000円(税込)、②伴走型リスキリングが1人300,000円(税抜)、③講師派遣の時間単価制が1時間300,000円(税別)、④eラーニングが月額350円/ID(税別)〜と、提供形態によって桁が変わります。 残る8社はオーダーメイド中心のため料金非公開(要問い合わせ)です。さらに中小企業なら、人材開発支援助成金で研修経費の75%が助成され、実質負担を大きく下げられます。
この記事では、第三者サイトの推定価格を使わず、各社公式サイトで2026年7月22日に確認できた公表料金だけを整理します。生成AI研修を含む12社の機能比較はAI研修おすすめ12社比較をご覧ください。
AI研修の費用はいくら?料金を公表している4社の実例
| サービス | 公表料金(2026年7月22日確認) | 課金単位 |
|---|---|---|
| SHIFT AI for Biz | リスキリングコース 300,000円(税抜)=eラーニング50,000円+オンライン研修250,000円(計16時間以上) | 1名 |
| トレノケート | AIリテラシー入門(1日)55,000円/ChatGPTで学ぶ生成AIビジネス活用(1日)33,000円/生成AIアプリ開発入門(1日)71,500円/AIエージェント開発者養成講座 実践(3日)385,000円 ほか(いずれも税込) | 1名・1講座 |
| ユースフル | 集合研修 1時間300,000円(税別・内容や人数によらない完全時間単価制)/eラーニング 月額350円/ID(税別)〜(年間契約・初期費用別途) | 1時間/1ID・月 |
| インソース | 公開講座(会員価格・税込)AIエージェント基礎研修31,500円/ChatGPT活用研修(半日)36,600〜37,700円/プロンプトエンジニアリング研修45,800円 ほか | 1名・1講座 |
※インソースの幅がある金額は、開催回により変動する公式一覧の表記をそのまま転記しています。
同じ「AI研修」でも、少人数を公開講座に送るなら1人あたり数万円、全社展開のeラーニングならID単価数百円、会社ごとにカスタムする集合研修なら時間・人数で数十万円規模と、形態によって費用の構造がまったく異なることが公表料金からわかります。
残り8社はなぜ料金非公開なのか?
SAMURAI ENGINEER Biz、DMM 生成AI CAMP、Aidemy Business、リスキル、SIGNATE、キカガク、スキルアップAI、AVILENの8社は、2026年7月22日時点で公式サイトに料金の記載がありません(要問い合わせ)。
各社の公式ページを見ると、対象者や課題に合わせて内容を設計するオーダーメイド型・伴走型が中心のため、人数・期間・カスタマイズ度で金額が変わる見積制になっています。公表がない=高いという意味ではありません(例:DMM 生成AI CAMPは最小20名から、Aidemy Businessは1〜3年契約と、前提条件が公表されています)。
料金非公開の会社に問い合わせる際は、次の4点を最初に確認すると比較しやすくなります。
- 課金単位 — 1人あたりか、時間あたりか、ID数の月額か
- 人数レンジ — 最少人数と、人数によるボリュームディスカウントの有無
- 含まれる形式 — eラーニングだけか、講師によるライブ研修・演習を含むか
- 助成金の申請サポート — 計画届などの書類作成を支援してもらえるか
料金体系は何で決まる?4つの提供形態
公表料金と各社の提供形態から、費用の構造は次の4タイプに整理できます。
- eラーニング型(ID×月額または買い切り): 全社員へのリテラシー教育向け。実例はユースフルの月額350円/ID(税別)〜
- 公開講座型(1人1講座): 少人数を単発で学ばせる形。実例はトレノケート33,000円〜、インソース31,500円〜
- 講師派遣・一社研修型(時間・回数単価): 自社の課題に合わせた集合研修。実例はユースフルの1時間300,000円(税別)。多くの会社は見積制
- 伴走型・ブレンディッド型(1人あたりのコース制): eラーニングとライブ研修を組み合わせて一定期間で完走させる形。実例はSHIFT AI for Bizの1人300,000円(税抜)
「全社員のリテラシー底上げはeラーニング、推進役の育成は伴走型・公開講座」のように、対象者の階層ごとに形態を組み合わせるのが費用対効果の定石です。
助成金でいくら下がる?(人材開発支援助成金)
AI研修は、厚生労働省の人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」の対象になり得ます(DX推進のための訓練が対象。2026年度末=2027年3月31日までの時限措置)。
| 企業規模 | 経費助成率 | 賃金助成(1人1時間) | 経費助成上限(1人1訓練・10〜100時間未満) |
|---|---|---|---|
| 中小企業 | 75% | 1,000円 | 30万円 |
| 大企業 | 60% | 500円 | 20万円 |
(出典:厚生労働省 令和8年度版パンフレット。上限は訓練時間により中小30〜50万円。eラーニング・通信制は経費助成のみで上限は中小15万円、定額制サービスは1人1月あたり2万円)
計算例: 1人300,000円(税抜)・16時間の研修を中小企業が受講する場合、経費助成は300,000円×75%=225,000円(上限30万円の枠内)で、実質負担は75,000円。対面・ライブ形式の訓練なら、加えて賃金助成1,000円×16時間=16,000円が支給されます(eラーニング部分の扱いなど細目は公募要領で要確認)。
主な条件は、雇用保険適用事業所であること、OFF-JT10時間以上であること、訓練開始1か月前までに労働局へ計画届を提出することです。コースの選び方と申請手順はAI研修に使える助成金の解説とリスキリング助成金の完全ガイドで詳しく説明しています。
よくある質問
Q. AI研修の費用相場は1人あたりいくらですか? A. 公式に料金を公表している4社の実例では、公開講座型で1人1日33,000〜55,000円(税込)、開発者向けの上級コースで385,000円(3日・税込)、伴走型リスキリングで300,000円(税抜)です。12社中8社は非公開のため、この実例を基準に見積を比較するのが現実的です。
Q. 最も安く始める方法は? A. 公表実例ではユースフルのeラーニング月額350円/ID(税別)〜が最小単価です(年間契約・初期費用別途)。全社リテラシー教育はeラーニング、実務定着が必要な部門は集合研修と使い分けると総額を抑えられます。
Q. 料金非公開の会社はどう比較すればいいですか? A. 課金単位・人数レンジ・含まれる形式・助成金サポートの4点を揃えて見積を取り、公表4社の実例を物差しにして比較してください。
Q. 助成金は誰でも使えますか? A. 雇用保険適用事業所が対象で、リスキリング支援コースはOFF-JT10時間以上、訓練開始1か月前までの計画届提出が必要です。同コースは2027年3月31日までの時限措置のため、活用するなら早めの計画が必要です。
出典(すべて一次情報・2026年7月22日確認)
- SHIFT AI for Biz 公式: https://shift-ai.co.jp/tob-lp01/
- トレノケート AI研修一覧: https://www.trainocate.co.jp/reference/ai.html
- ユースフル 料金ページ: https://business.youseful.jp/price
- インソース 生成AI関連 公開講座一覧: https://www.insource.co.jp/bup/middle_ai.html
- 料金非公開8社の公式ページ: SAMURAI ENGINEER Biz/DMM 生成AI CAMP/Aidemy Business/リスキル/SIGNATE/キカガク/スキルアップAI/AVILEN
- 厚生労働省 人材開発支援助成金: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html
- 厚生労働省 令和8年度版 詳細パンフレット(PDF): https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001705831.pdf
※本記事の金額はすべて各社公式サイト・官公庁資料で2026年7月22日に確認した公表情報です。料金・助成制度は変更される場合があります。助成金の申請にあたっては、必ず最新の公募要領と厚生労働省の公式情報をご確認ください。