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AI事業者ガイドラインとは?

AI事業者ガイドラインとは、総務省と経済産業省が策定した、AIの開発・提供・利用に関わる事業者が自主的に取り組むべき事項をまとめた指針のことです。 法律のような強制力を持つものではなく、事業者が自らの判断で実践することを促す「ソフトロー」として位置づけられています(総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」(第1.2版)PDF)。

対象と構成

ガイドラインは、AIに関わる事業者を「AI開発者」「AI提供者」「AI利用者」の3つに区分し、それぞれが取り組むべき事項を示しています。すべての事業者に共通する指針に加え、高度なAIシステムを開発・提供する事業者向けの指針や、社内でAIを安全に活用するための体制(AIガバナンス)の構築についても言及されているのが特徴です。2024年4月の初版公表以降、総務省・経済産業省により複数回改定されており、2026年3月には第1.2版が公表されています(出典: 総務省「AI事業者ガイドライン」掲載ページ)。なお2025年12月19日には、AI推進法(人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律)第13条に基づく「人工知能関連技術の研究開発及び活用の適正性確保に関する指針」が人工知能戦略本部で決定されており、第1.2版も冒頭でこの指針に言及しています(出典: 内閣府「人工知能関連技術の研究開発及び活用の適正性確保に関する指針」)。

ビジネスでの使いどころ

法的拘束力はないものの、社内のAIガバナンス体制を整備する際のたたき台として広く参照されています。自社がAI開発者・提供者・利用者のどの立場に当たるかを確認したうえで、該当する章の指針を社内規程やチェックリストに落とし込む使い方が一般的です。取引先とAIを使った業務を進める際、ガイドラインに沿った対応をしているかどうかが、信頼関係を築くうえでの共通の物差しになる場面も増えています。

関連用語

AIガバナンス生成AIシャドーAI