エージェンティックAIとは?
エージェンティックAI(Agentic AI)とは、目標を与えられたAIが自ら計画を立て、状況を判断しながら複数ステップの作業を自律的に実行していく性質や設計思想を指す言葉です。 具体的なシステムを指すAIエージェントとほぼ同じ文脈で使われますが、Agentic AIは「自律的に行動する性質」そのものを、AIエージェントは「その性質を備えた具体的な製品・システム」を指すというニュアンスの違いがあります。
仕組み
エージェンティックなAIは、①目標の理解、②達成に必要な手順の計画、③検索やツール操作などの実行、④結果の確認、⑤必要に応じた計画の修正、というループを人の逐次指示なしに繰り返すことで作業を進めます。1回の指示に1回答える従来のチャット型生成AIとの最大の違いは、この「実行結果を見て次の行動を自分で決める」反復構造にあります。
ビジネスでの使いどころ
生成AI製品を検討する際、「Agentic AI対応」を謳う製品がどこまで人の承認を挟まず自律的に動くのか(毎ステップの承認が必要か、最終確認だけで済むか)を見極める視点として使われます。自律性が高いほど作業は効率化しますが、誤った判断のまま処理が進むリスクも大きくなるため、承認フローの設計や権限範囲の設定が導入時の検討ポイントになります。