AI受託開発とは?
AI受託開発とは、顧客企業の要件にもとづいてAIシステム・AIモデル・生成AIアプリケーションを設計・開発し、動作する成果物として納品する開発の請け負い方です。 既存システムへのAI組込みや、MLOps基盤の構築の受託も、この範囲に含まれます。
対象となる範囲
AI受託開発が対象とする技術領域は幅広く、予測・最適化モデル、画像・映像認識、自然言語処理、音声処理、生成AI・LLMアプリケーション、AIエージェント、エッジ・組込みAIなどが含まれます。あらかじめ完成した製品を導入する形態とは異なり、顧客ごとの要件に合わせて個別に設計・開発する点が特徴です。また、主な成果物が戦略立案や実証実験の報告書である支援(コンサルティング)とも区別され、AI受託開発は動作するAIシステム・AIモデル・AIアプリケーションの納品を主な成果物とします。エンジニアの派遣・常駐や、開発会社への発注の仲介を主とするサービスも、この定義には含まれません。
発注の流れと契約形態
発注の一般的な流れは、要件定義で開発対象の機能・性能・制約を固め、必要に応じて実証実験(PoC)で実現可能性や精度の見通しを確認したうえで、本開発・納品・運用へと進みます。契約形態には、完成した成果物の引き渡しに対価を支払う請負契約と、業務の遂行そのものに対価を支払う準委任契約があり、開発フェーズによって使い分けられることがあります。海外の開発拠点を使う場合は、専任チームを一定期間確保するラボ型開発の形態が用いられることもあります。
費用の考え方
AI受託開発の費用は、対象工程の範囲(PoCまでか、本開発・運用まで含むか)や必要な体制の規模によって大きく変わるため、公式サイトに具体的な金額を公開していない開発会社も少なくありません。金額が非公開であることは、対応できないことを意味しません。